花園の墓守

小説

花園の墓守 衛編 第四章『由為の返還』

 現実を捉える。 花嬢たちによって彼岸へ帰ってきた衛達を花園で迎えたのは、貴海とファレンだった。「おつかれさま」 屈託なく接されて衛は自分の行いを思い出して密かに恥じた。赤くなることを許さなかったのは手の中にある由為の花だ。伝えなくてはな...
小説

花園の墓守 衛編 第三章『現実』

 衛は二回目の花盗人が始まる朝に、自室で一人考えていた。 どうしたら花影たちと拮抗できるのか。前回は滅びた彼岸という場に適応できず、花嬢に押さえ込まれて何もできなかった。 まずは滅びた彼岸で行動できるようにならなくてはいけないが、そのため...
小説

花園の墓守 衛編 第二章『対決は花園にて』

 平穏の日を一日挟んでから、花盗人を決行する日は訪れた。昼食をすませて、勝負の条件に挙げられた花を手にして、屋敷を出る。 彼岸の花園で花影たちと対峙した。 青い花園には衛と弦、七日がそれぞれの得物を持って真っ直ぐに花影を見つめている。 赤...
小説

花園の墓守 衛編 第一章『花影との再会』

 三階の訓練場で硬い音が響き合った。 衛が木製の剣で受け、七日は槍を突くのではなく両手で握って打ち付けてくる。力は拮抗していたが、七日の一瞬の弛みを見逃さずに衛は押し返す。均衡が崩れて七日は受身をとった。足は開かずに槍も掴んだまま両腕を曲...
イラスト

花守の小ネタ2 『好きは続く』

 久々に花守の小ネタ。 貴海さんは言葉にする三字のためにこんなにいろいろ考えています。 モノローグ(2コマ目) 「と、七日に言われたが、俺がファレンを好きでいた時間は生きていてやっと半分くらいだ。  あとファレンはずっと俺の...
小説

いい夫婦になるまでに

 ノクシスは戸惑っていた。 此岸からやってきた働き者の女性である白姫に、昨日の昼にさらりと言われたのだ。『ねえ。彼岸の管理者さん。あなたと私のあいだに花が咲いたらそれはとても素敵なものになると思うの』 いまだその言葉が頭から離れないまま、...
イラスト

たかファレジューンブライド

 たかファレジューンブライドです。 6月に間に合ってよかった! お幸せに!
イラスト

きっと、いつか訪れる初夏の日

 『花園の墓守』から、奥より由為君、貴海さんと七日ちゃん。 貴海さんはたまには、年下組の買い物に付き合ってもいいと思います。
紹介

キャラクター紹介 貴海

男性・29歳・彼岸の統括管理者家族:ファレン・七日身長:176㎝ 体重:64㎏利き手:右好きなもの:ファレン・静寂・読書嫌いなもの:自分・未来・辛いもの特技:速読兼熟読・双剣第三であり最後の主人公。管理者最年長であり、それにふさわ...
紹介

キャラクター紹介 ファレン

女性・26歳・物語家族:貴海・七日身長:157㎝ 体重:49㎏利き手:右好きなもの:貴海・たいていの人嫌いなもの:ない特技:いつも明るく元気でいられる第三のヒロインであり、『花園の墓守』のキーキャラクター。一人称は「俺」で口調もさ...
タイトルとURLをコピーしました