2019-11

小説

花園の墓守第六章第一話『此岸には帰らなかった』

6-1  世界はすでに滅びていたと由為は知ってしまったが、正直に言うといまでもファレンたちが口にしたのは悪い冗談なのではないかと思ってしまう。  いまだって彼岸に住むようになって二十日ほどになるが、環境に変化は見られない。 「衛さん...
雑記

徐々に復活します 2019/11/23

 たいへんお久しぶりです。成瀬です。 ようやく短編小説を書けるようになりましたのと、ある決意をしたことにより、雑記を書く気力を取り戻しました。 更新が少なかったあいだも来てくださった皆様ありがとうございます! そしていつの間にか『プランダ...
小説

花園の墓守 由為編第五章『世界の秘密』

5-3  貴海が調理場で夕食の準備をしていると青い顔をした由為がやってきた。 床をしっかりと蹴っているが、いまにも嘔吐しそうな顔色で貴海の近くに来る。貴海は花の焼き具合を確かめてから熱を落とした。彼岸の加熱装置は触れることによって起...
小説

花園の墓守 由為編第五章『世界の秘密』

5-2  まだ、彼岸に多少の光が差していた時代の話だ。  ファレンも世の中のことを自覚し始めたのは、いまより十二年前になる。遅い覚醒かもしれないが、それでも物語としてのファレンは十四歳になるまで眠り続けていたのだから仕方無い。目覚め...
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