死神と少女(というより桐島先輩) 感想

はじめに

 PSVitaで『死神と少女』をプレイしました。
 全スチルは収集できていませんが、全てのルートは終えたので、一旦お話します。

 プレイのきっかけはイラストレーターさんのすみ兵さんが以前から好きなためです。
 あと「死神」・「物語」・「本」などの要素も気に入って、PSPの頃からプレイをしたいなあと思っていました。ですが、新品では購入できず……今回、Vita版でダウンロードしてようやくプレイ!

 
 桐島先輩が好きすぎる。

 となりました。
 なので、日生先輩や蒼さんについてはだいぶ薄くなります。すみません。
 桐島先輩が好きすぎるのです。


1.あらすじ
 

 兄と二人きりで暮らす美少女「遠野紗夜」が死神と名乗る青年「蒼」に出会うところから物語は動き出す。
 変化を望まなかった日常が変わっていく中、最後に紗夜が隣にいてもらいたいと願った人は―――。

 といったお話です。
 攻略対象は自称死神の青年「蒼」、兄である「遠野十夜」、先輩の「日生光」、そして私の最推しである先輩「桐島七葵」の四人です。多分。
 他にも口はあんまりよくないけれど可愛くて頼もしい友人の「宮沢夏帆」ちゃんやツンドラ代表「夏目悠希」君、幽霊(?)で一部の人にしか見えない心優しい「千代」さんなどサイドのバランスがとても良いです。みんなでわちゃわちゃする日常パートが愛おしくなります。


2.全体感想


 綺麗かつ丁寧な映像と文章で、すごく良かったです。
 私は基本ギャルゲをプレイしていますが『死神と少女』はまた違った味わいでプレイできました。『ef』シリーズが雰囲気近いです。
 『死神と少女』は過剰な甘さや愛の言葉がなく、あるのは酩酊。個別ルートに入ってからは、それぞれのキャラクターとの関係性に浸ってしまいます。中高生の頃にプレイしたらすごい酔っていそうな、あるいは性癖に影響を与えられていただろうなあとしみじみしてしまいます。
 現在はわりと大人になってしまったので、客観的にプレイしていました。『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』で触れられていたように、「キャラ×自分」な楽しみ方ではなく、「キャラ×キャラ」としてすごい楽しい。
 同時に、作品が綺麗だからこそ、永遠や幻想に酔うことができないのが寂しかった点ですね。作品ではなく自分の問題ですが。

 物語はいままで兄と夏帆ちゃん、あとは日生先輩が少しと限られていた付き合いだった紗夜ちゃんの世界が、話が進むごとに広がり始めます。同時に終わっていくことに強い畏れを抱く紗夜ちゃんですが、各キャラクターたちと様々な道を歩んでいきます。
 日生先輩とでは強気な紗夜ちゃんになり、十夜お兄ちゃんとは寂しく閉じられた、蒼さんとはようやくタイトルにもある『死神と少女』が幸せに終わる。
 でも私は、桐島先輩とのエンディングが一番好きで個人的な正史です。
 桐島先輩! どのルートでも格好良く助けてくれる真面目な先輩なのです。
 
 次は、その桐島先輩についてになります。


3.桐島七葵先輩

 
 好きです。大好きです。正史です。
 日生先輩との悪い子な感じの関係性やエンディングも、十夜先輩を選んだ潔さも、蒼さんとの運命もよいですが、私は桐島先輩とが一番好きな紗夜ちゃん。ちょっと小悪魔でありつつも甘えられる。
 一番、幻想や死神という存在と切り離された終わりでしたから、より強くそう思うのでしょう。

 紗夜ちゃと桐島先輩は幻想が見えることを共有できていた関係で、他の個別ルートもその絆が垣間見られてよいのです。
 しかし、桐島先輩ルートではそれが仇となり、桐島先輩が幻想を見えなくなってしまう。それにより、幼馴染の幽霊(?)でもあった千代さんとの避けられない別れを迎える。
 その仲介をする紗夜ちゃんが健気でいじましかったです。

 さて、桐島先輩。
 剣道部で鬼部長と呼ばれるほど厳しく、短気で不器用とも表されますが、一番しっかりとしていて真面目な優しさを持っている方です。紗夜ちゃんに一番寄り添ってくれた。頭を撫でてくれた。
 いまこんなに語っていますが、プレイ最初から目をつけていた、というわけではないのです。
 けれどいま言語化しようとすると「桐島先輩が好き……」で胸がいっぱいになります。単体でもよいですし、エンディングは三度目くらいになりますが無事に結ばれて家族になったところまで見せてくれた桐島先輩が正史。
 母親や家族関係でトラウマのある紗夜ちゃんにきちんと家族を成り立たせている桐島先輩との終わりがすごく、刺さったのです。
 桐島先輩は、紗夜ちゃんをずっと守っていてくれたのだなあと。結ばれてからの過程が優しいはず。描かれていないですが。
 日生先輩や十夜お兄ちゃんとのルートではエロスを感じさせるところもありましたが、桐島先輩はそのあたりの匂わせがなく、青春プラトニックなのもかわいかったです。
 手をつないだり、名前を呼ぶのにも些細なイベントがある。

 その桐島先輩は幻想が見えて、「千代」という他の人には見えない友人もいました。
 ですが、どのルートでも必ず別れる。きちんと別れる。
 それはすごく強いことです。
 どうあるのが正しいかをきちんと考えて、突き放すこともなく、いつかの別れを覚悟できる。
 別れるべきときに、別れる。
 桐島先輩ルートでの、千代さんとの別れは見ていてゲーム中に一番泣きました。

 そしてあとがきのセリフを有言実行していることに、止めを刺されましたね。



おわりに
 あまり感想になっていないですが、桐島先輩が本当に好きなのですよ……。良いお父さんになったのだろうなあ。
 紗夜ちゃんたちと幸せであれ。
 
 
 

感想
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